子どもへのまなざし

不登校の講演の最後にメッセージを流すのですが、「そのメッセージを教えて下さい」という声が聴かれましたので、ホームページにアップしました。


物陰に育つコスモスは
光を求めて
茎が曲がってしまっており
花瓶にさしても
美しくは見えません

しかし、
土に根を張る
コスモスを眺めていると、
曲がってしまった茎に
光を求めるしなやかさを感じます

ありのままのコスモスに、
健気に生きる
命の輝きを感じます

子どもを
認める時に大切なことは、
一部分を見るのではなくて、
欠点も含めて全体として
子どもを見ることです

「この状態をどうにかしたい」とか
「ふつうになってほしい」
と見るのではなくて

「この子なりに、一生懸命に現実を生きている」
と、命の存在として見ることです

そうしたまなざしを感じた時
子どもは自分自身をゆるし、
大切にしようとする思いをもつことができます

自分を否定するのではなく
「自分なりによく頑張ってきた」
と、自らを認めるきっかけをつかむことができます

そうしたまなざしに支えられながら、
子どもは自分が納得する花を
咲かせることができるのではないでしょうか

一生懸命に生きてきた子どもに学びながら
私たち大人も自分の価値観や生き方を
問い直していきましょう

そのために、親も教師も居場所を見つけましょう

わかりあえるあたたかさと
つなぐ手のある心強さは
何ものにも代えられません
星の会も、そのお手伝いをします

星の会一同