星の会とは

「同じ不登校の子どもの親と会いたい。会って話をしたい…。」そんな切実な願いが、親と教師を出会わせて、星の会(不登校・ひきこもりを考える親の会)ができました。

 毎月の星の会では、体験を語り合います。情報を共有します。気持ちを受けとめ合います。そして、考え方を深め合います。それは、「不登校について悩み、考えている親」という同じ立場の人たちの集まりだからこそできることです。

星の会とは

「星の会」は1994年10月22日に佐伯で生まれました。発足当時は、会員数は3名でした。今では、300名を超える会員がいます。
「星の会」は、不登校・ひきこもりを考える親の会です。親以外にも不登校について考えていきたい支援者・教師・個人も入会できます。

「星の会」は、大分市・別府市・津久見市・豊後大野市・由布市で開いています。
「星の会」の年会費は一家庭3,000円です。(毎年4月が更新の月で、連絡がない場合は自動更新します)
(星の会には参加できなくても)会報を読むだけの会員も大歓迎です。周りの方に拡げて下さい。

活動内容

体験を交流しています

「星の会」は、互いに体験を語り合いながら、不登校について考えます。そこでは、「どうすれば、子どもが学校に行くようになるか?」というよりも、「子どもの行動や気持ちをどう理解するのか」「私たち親や教師は、不登校の子どもとどう付き合うことが大切なのか」を考えます。マニュアルはなく、自分で答えを見つけるための「親と支援者・教師の居場所」…それが「星の会」です。

講演

ミニ講演会や「子どもに聞く不登校Q&A」や不登校講座を開いたりしています。年に1~2回、不登校シンポジウムを開いています。内容は、「不登校の子どものための高校進学相談会」等、テーマを決めて研修するものです。また、3~5年に1回、350人規模の不登校フォーラムを開き、講演会等を行っています。

会報作成

毎月、会報を発行しています。星の会には行けそうになくても、「毎月発行する会報が読みたいから…。」と入会している人もいます。不登校の情報だけでなく、不登校の捉え方など参考になります。

研究会での発表

大分民教連(手弁当で集まる教師の研究集会)や九州民教連研究集会の不登校分科会では、毎年レポートを作成して発表しています。

その他

様々な団体と懇談をして、情報の交換をしています。

星の会の歴史

1994年9月佐伯市で親と教師が不登校を話し合う。(参加者3名)
1994年10月22日佐伯市で「星の会」が発足。(会員5名)
1996年11月津久見市に親の会が発足。
2001年6月津久見親の会を「津久見星の会」と改称。
2003年5月佐伯例会の100回目を記念して、ミニ講演会を開催。
2004年6月「星の会」例会の通算が200回となる。
2004年9月大分市でも「星の会」〈大分星の会)をスタート。(通算204回)
2005年3月津久見例会が100回目を記念して、ミニ講演会を開催。(通算222回)
2006年12月2日佐伯の「星の会」を閉じる。(132回、通算で270回)
2008年3月7日通算で300回例会を記念して、津久見市で記念例会を開く。(90名の参加)
2008年11月不登校大分県ネットなどの不登校団体と協力して、第5回不登校シンポジウムを開催。(参加者約300名)
2009年1月大分例会が50回を記念して、不登校基礎講座を開く。(通算320回)
2009年5月星の会のホームページを開設
2009年10月10日15周年記念例会を開催。(51名の参加者)
2010年1月9日別府市で「星の会」(別府星の会)をスタート(通算341回)
2011年8月19日大分市で「星の会」(夜の部)をスタート(通算393回)
2011年10月1日通算で400回例会を記念して、大分市で記念例会を開く。(70名の参加)
2011年12月17日ひきこもりを考える「星の会」(アンダンテ星の会)をスタート(通算421回)
2012年7月29日大分例会の100回目を記念して、ミニ講演会を開催(通算438回)
2012年9月13日豊後大野市で「星の会」(豊後大野星の会)をスタート(通算444回)
2013年2月10日星の会の主催で第6回不登校フォーラムを開催(参加者約300名)
2013年8月25日通算で500回超例会を記念して、別府市で記念例会を開く。(70名の参加)
2014年12月7日ななみさんを迎えて、20周年記念イベント「不登校を考えるトーク&コンサート」を開催。(参加者約350名)
2015年6月~10月めじろん基金の助成を受け、県下4ヶ所(宇佐市・由布市・臼杵市・大分市)で、「不登校を考えるリレー講演会」を開催。(144名の参加)
2015年9月3日由布市で「星の会」(星の会yufu)をスタート(通算627回)
2016年3月23日「子供・若者育成支援部門」で内閣府特命大臣表彰を受賞
2016年9月4日通算で例会が700回になることを記念して、講演会を開催
2018年3月12日「第11回未来を強くする子育てプロジェクト」でスミセイ未来賞を受賞
2018年12月16日前川喜平氏(元文科省事務次官)を招き、第7回不登校フォーラムを開催(参加者250名)
2019年2月21日大分県人権尊重社会づくり推進功労賞を受賞
2019年10月13日石井志昂氏(不登校新聞編集長)を招き、シンポジウムを開催(星の会25周年)
2019年11月19日大分合同新聞福祉賞を受賞
2017年4月~2020年3月大分県の「親の会運営支援」の委託業務を行う
2021年9月19日おおいたの不登校を考えるフォーラムを開催(131名の参加)

代表紹介

代表:加嶋文哉
1959年生まれ。大分県津久見市の出身。
大分大学を卒業後、1982年4月より小学校の教師となる。在職中に星の会を設立。
2014年3月に退職した後、教育・不登校研究所「明日(あした)が見える」を設立。

  • 「星の会」(不登校・ひきこもりを考える親の会)の代表
  • 不登校・ひきこもり研究所「明日が見える」の所長
  • 不登校・ひきこもりを考える親の会ネットワークおおいたの代表

著書は「不登校の子どもに何が必要か」(共著・慶應義塾大学出版会)「気になる子と学級づくり」(共著・クリエイツかもがわ)がある。
趣味は手品。